【保存版】外壁塗装で見落としがちな「コーキング」の重要性とは?
- yasuyuki ogino
- 5月31日
- 読了時間: 4分

こんにちは。東村山市で30年以上にわたり、地域密着で外壁・屋根塗装を行ってきた有限会社おぎのとそうです。
外壁塗装と聞くと、「色を塗り替えるだけ」と思われがちですが、実は**コーキング(シーリング)**という重要な工程があります。これを疎かにすると、せっかくの塗装が台無しになる可能性も。
今回は、そんなコーキングの役割から、補修のタイミング、施工方法、注意点までを詳しく解説します。
■ そもそもコーキング(シーリング)ってなに?
コーキングとは、サイディングボードなど外壁材の目地(つなぎ目)や、窓枠まわりのすき間を埋める柔らかい樹脂素材のことです。

主な役割は以下の3つ:
防水性の確保:雨水の侵入を防ぐ
気密性の向上:外気の流入や熱損失を抑える
建物の動きに追従:地震や気温差による伸縮に対応する
サイディング住宅では、塗装と同じかそれ以上にコーキングが重要です。
■ コーキングの劣化サイン
コーキング材は時間と共に硬化・収縮・亀裂などの劣化を起こします。以下のサインが見られたら、補修のタイミングです。
ひび割れ・肉やせ:痩せて細くなっている
剥がれ・はがれ落ち:壁との隙間が空いている
硬化:触るとゴムのような弾力がなく、カチカチに
このような状態を放置すると、雨水が内部に浸入し、内部構造の腐食や雨漏りに繋がります。
■ コーキングの施工方法は2種類
1. 打ち替え工法(おすすめ)
古くなったコーキング材を完全に撤去し、新しいコーキング材を充填する方法。最も確実で耐久性の高い施工です。
【メリット】
耐用年数が長い(10〜15年)
劣化部分をすべて一新できる
【デメリット】
既存の撤去作業が必要なため、手間とコストがかかる
2. 増し打ち工法
既存のコーキングの上に新しい材料を重ねて充填する方法。既存の下地がそれほど傷んでいない場合に使われます。
【メリット】
費用が抑えられる
短時間で施工可能
【デメリット】
耐久性は打ち替えよりも劣る
下地が劣化していると逆効果になる可能性も
■ コーキング材の種類と選び方
コーキング材にはさまざまな種類があります。外壁塗装と一緒に行う場合、塗料との相性が非常に大切です。
種類 | 特徴 | 耐用年数 | 相性の良い用途 |
変成シリコン系 | 塗料との密着性が高く、外壁塗装に最適 | 約10〜15年 | 外壁塗装全般 |
ポリウレタン系 | 柔軟性に優れるが、紫外線に弱い | 約5〜10年 | 室内・日陰部分 |
シリコン系 | 耐水性・耐候性が高いが、塗料が乗らない | 約15年 | サッシまわり・非塗装部 |
■ 外壁塗装と同時に行うべき理由
「コーキング工事は塗装と別でいいのでは?」と考える方もいますが、それは大きな間違いです。
理由は以下のとおり:
塗装の密着性を高めるためには、健全なコーキングが必要
塗料と一緒に施工することで仕上がりが一体化する
同時に行えば、足場代も一度で済むためコスト削減に
特に、築10年以上経っているサイディング住宅では、必ずチェックしておきたいポイントです。
■ 費用感と工期の目安
【費用の目安】
打ち替え工法:1,000〜1,500円/m
増し打ち工法:700〜1,200円/m
30坪程度の住宅で、15〜30万円前後が目安となります(塗装工事とは別に)。
【工期】
約2〜3日(天候や状態によって変動)
■ 信頼できる業者選びのポイント
コーキングの打ち替え・増し打ちを明示しているか
塗料との相性や施工方法について丁寧に説明してくれるか
施工後の保証があるか
施工実績や写真(Before→After)が豊富か
東村山市で外壁塗装を検討されている方には、地域密着で対応力のある業者選びがカギになります。
■ まとめ:コーキングは塗装と同じくらい重要です
外壁塗装を行う際、コーキングを軽視するのは大きなリスクです。逆に、適切なコーキング補修ができていれば、家の寿命を10年単位で延ばすことも可能です。
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